私達について

MOCHI 研究グループ

日本では毎年1万名近い方が窒息の事故で亡くなっており、不慮の外因死の原因として第一位となっています。国際的にも日本は窒息による死亡が最も多いと報告されています。しかし窒息に関する研究はあまり進んでいません。米国心臓協会のガイドラインでは、窒息の推奨に関する変更が2000年の初版から一度もなく、20世紀の文献で埋め尽くされています。

私たちは窒息の多い日本から、新たな窒息に関する臨床研究を行っています。「窒息に関する多施設共同観察研究(multi-center observational choking investigation)」の頭文字をとって”MOCHI”と呼び、ガイドラインに改定に向けた新たなエビデンスの創出や窒息事故を減らすために社会への情報発信を行っています。

本研究は、2020年度の日本救急医学会の学会主導研究に採択されました。多くの施設の先生方にご参加いただき、日本から発信する研究で心肺蘇生のガイドラインを書き換えるべく、前向きコホート研究を行う準備を進めております。本研究を共同運営する乗井・五十嵐は、大規模な臨床研究に関してまだ経験が浅く、多くの先生方のお力添えのもと研究を進めることができています。一方で、この経験を本研究にご参加いただく先生方に還元し、今後の研究や発表にお役立ていただきたいと思っています。具体的には、若手の先生を対象にした、論文の読み方、研究立案、データ収集・解析、英語でのプレゼンテーションに関するレクチャーを行う予定です。

本研究に関するお問い合わせは、mochi-admin@umin.ac.jpまでお願いします。

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共同代表:乗井 達守(のりい・たつや)

ニューメキシコ大学医学部救急部Associate Professor。2007年、佐賀大学医学部卒業。健和会大手町病院で初期研修、在沖縄海軍病院でインターンシップ。米ニューメキシコ大学病院にて救急研修、チーフレジデントを経て、2014年よりニューメキシコ大学指導医。2014年より現職。American College of Emergency Physicians(米国救急学会)評議員および同学会ニューメキシコ州支部代表。セデーション研究会代表幹事。編著書に「処置時の鎮静鎮痛ガイド」(医学書院) 。雑誌『プレホスピタル・ケア』(東京法令出版)にて「知りたい米国EMSの役割について」を連載中。Twitter: @Tatsuya_Norii

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共同代表:五十嵐 豊(いがらし・ゆたか)

日本医科大学付属病院高度救命救急センター病院講師。2008年、同大学医学部卒。同年に虎の門病院(外科)にて初期研修、2010年に日本医科大学付属病院高度救命救急センターに入局。救急科専門医、脳神経外科専門医、日本DMAT、東京DMAT、国際緊急援助隊医療チーム登録。好きな言葉:棚からぼたもち。